Choco-Goura Keepers

アクアリウムに関するちょっとした話

このブログに記載している内容は、アクアリウムに関する個人的なメモを含みます。あくまでも自身の経験と知識による見解ですので、万が一参考にされる場合は個人の責任の下でお願いします。また、ご意見、ご感想等ございましたら、お気軽にコメントください。

百均で買ったアクアリウムで活躍するモノ達の話

アクアリストって、百均好きが多い気がします。

自分もその1人です。

 

今回は百均で購入し、我が家で活躍している商品をサクサクっと紹介します。

 

・鉢底ネット

外部フィルターのアクアコンパクトのろ材ケースの前後に入れています。また、以前、底床ベースにパワーサンドを使用していたときには、それとソイルの間に敷いて混入を防止していました。今もストックしてます。

 

・ステンレストレイ、プラスチックトレイ

水草を植栽する前に洗ったり、根や痛んだ葉を切ったり、トリミングした草を一時的に置いたり、フィルター掃除の際にはフィルターの下において水の流出を防止したりと、非常に便利です。

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・目盛り付き計量カップ(1リットル)

足し水したりする時に使います。足し水だと多くても2リットルなので、これが便利

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・目盛り、蓋付きの砂糖入れ(1リットル)

砂糖いれかどうかイマイチ分かりませんが、水合わせのときに使用してます。フタがあると飛び出し防止にもなりますし。

写真のものは水槽の淵に持ち手を引っ掛けられる様に加工してあります。また、エアレーションするのでプチストーン付きのパイプをこのケース用に自作して、このまま蓋が閉められる様にしてます。左側のパイプにエアホースを繋げばブクブクできますね。

あとはこの中に10Wのプリセットヒーターを入れたりもします。

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・バケツ

何かと便利なバケツ。現在はアクアシステムのコック付きバケツを頻繁に使いますが、大量の水の入れ替えやフィルターごと入れて掃除できるので物置にストックしてます。

 

・スパイラルチューブ
配線をひとまとめにするのに便利ですし、何度も使いまわせるので。

・結束バンド、ビニタイ
水草の固定や、ちょっとした配線の整理に使います。 

 

・温度計、湿度計

必要かどうかわかりませんが、室温と湿度が計れるので。高いものを買う必要性がわからない。安いので十分です。

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・ワイヤーネットと引っ掛けカゴ、突っ張り棒

キャビネットの背面に突っ張り棒で設置して、サーモや小道具を収納してます。

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水槽台が2段式なので、下段に自作の台を置いて、こんな感じで使ってます。

CO2マスターアドバンスを使っている関係もあり、ボンベや配管もこの段に置いてます。

 

こんな感じです。

特に変わった使い方をしているわけでも、何か特別な工夫をしているわけでもありませんが、それぞれ重宝しています。

 

参考になるかどうかはわかりませんが、紹介してみました。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

 

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チョコグラの種類などを調べてみた話

今回はチョコレートグラミーの仲間や分類などについて、どちらかというと個人的なメモっぽい内容になりますが書いていきます。

まずはこれ 

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 「キノボリウオ亜目」の時点で、すべて淡水魚、上鰓器官(ラビリンス器官)を備えた空気呼吸ができる種に限定されるみたいです。

 

”アナバス”って括りは一般的に「キノボリウオ科」(Anabantidae) 以下の「キノボリウオ属」(Anabas) のことを言っているのでしょうね。
「ヘロストマ科」にはキッシンググラミー1種のみが属します。
グラミー、ベタなどは「オスフロネムス科」(Osphronemidae) に属し、ベタやリコリスグラミーなどは「ゴクラクギョ亜科」、ドワーフ、パール、チョコグラなどは「トガリガシラ亜科」に属します。

 

「トガリガシラ亜科」の「スファエリクチス属」にチョコレートグラミーと呼ばれる魚は属しています。

「スファエリクチス属」には3種類+1亜種の4つの魚がいます。
これがチョコレートグラミーの仲間というわけですね。
特徴としてはすべてマウスブリーダーです。

一種類づつ簡単に写真つきで紹介します。

※:チョコグラ以外の写真は引用です

 

”チョコレートグラミー”(Chocolate gourami)

学名「スファエリクティス・オスフロメノイデス」

って言うんです。

分類から並べてみると

スズキ目キノボリウオ亜目オスフロネムス科トガリガシラ亜科スファエリクチス属
スファエリクティス・オスフロメノイデス」

ということになりますね。

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そして、よくチョコグラとしても売られてたりする”セラタネンシス”ですが、分類上は"チョコレートグラミー”の亜種で

学名「スファエリクティス・オスフロメノイデス・セラタネンシス」

です。

チョコグラとの違いについては、
目の上の白ラインと背ビレの付け根の白いスポットがそのままおなかの方まで伸びていて、目から尾ビレにむかっての縦ラインがより濃いというのが特徴ですね。

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あとの2種は、学名のまま流通してます。

 

学名「スファエリクティス・バイランティ」

”ゼブラ・チョコレートグラミー”とか”バイランティ”とか呼ばれています。

派手な方がメスです。珍しいですよね。

自分もいつかは飼いたいと思っています。

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シンプルな体つきと色の

学名「スファエリクティス・アクロストマ」

オスの場合、繁殖期には体に黒いラインが入ります。最大で10cmくらいになるみたいで、スファエリクチス属の中では最大種ですね。

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以上になります。

 

今回は分類から少し調べてみましたが、個人的には新たな発見もあり、結構楽しかったですね。

 

もう少しで、今の水槽にいるチョコグラを飼育して200日になります。

200日経過したら、また、観察からわかったことや、感じたことをまとめてみようと思っています。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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苔対策の効果について報告しておく話

またまた、お久しぶりです

 

以前、照明についてこんな記事を書きました。

照明に関する少し思い切った話 - Choco-Goura Keepers

この記事を書いたのが7月初旬なので、あれから2ヶ月ちょい。

今の水槽はこうなってます

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照明を暗くし、CO2はどちらかというとpH対策で2秒に1滴程度添加していますが、肥料は全く与えていない環境で、流石にゴマノハグサやルドウィジア、ポゴステモンについては、ほとんど育っていませんが、クリプト、ブセファランドラといった陰性水草は順調です。

 

そして、何と言っても苔の抑制効果は抜群です。

夏の暑い時期に、水草はもちろん、ガラス面に付着する苔もほとんど発生しませんでした。

苔が無いことで、ゴマノハグサなどはヤマトヌマエビのストレス発散の餌食となって、ことごとく引っこ抜かれてしまいましたが…

 

ただし、黒髭ゴケだけは、この水槽を立ち上げて4ヶ月で2回ほど木酢液で、対処しました。

これですね

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木酢液ベースなのにボトルのデザインがなかなか良いのでね。

水草を流木毎水槽から出して、これをシュッ!シュッ!とな。

あとは腹ペコエビにお任せといった具合です。

 

一応『最近のアクアリウムは明るすぎる』と振りかぶった記事を書いた手前、自分の水槽はどうなのよ。という意味も含めて、経過を記事にさせていただきました。 

 

少し気になるのは、肥料を添加したら、有茎草も育つのか?というところですが、こちらについてはもう少し余裕が出て来たら次のリセットの時にでも考えてみようと思います。

 

読んでいただきありがとうございました!!

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2回目のリセットについて考えはじめたという話

底面フィルター+ソイルを使ったスポット照射の貧栄養陰性水草水槽ですが、思っていたよりpHも安定しているし、コケの発生もほとんどないという、順調を絵に描いて額に入れたような状態を維持出来ているわけですが、なんとなーく水槽がごちゃごちゃしている様な気がしていて。

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もっとスペースを活用したレイアウトにできないかなぁ。

そして、やはり、底床を砂にしたいんですよね。

 

なぜかって??

 

そりゃ・・・

 

コリドラスにモフモフしてもらいたいし・・・

 

なんでだろう・・・

 

何よりも自然感を出したいからかな?

 

よくわからん!


なんとなくです。なんとなく。

 

という事で、ソイルを入れればリセットはつき物ですし、次回リセットの構想を始めようかな。と思い、少しそんな話をまとめておこうと思います。

 

次回リセットの構想として

1.底床は砂

砂を薄ーく敷いたレイアウトにしたい。
なんとか底面フィルターを使いたいと少しだけ考えたんですが、使っているのがアクアシステムのプロジェクトフィルターなので、厚みが・・。
それとやっぱり目詰まり対策が難しいので、底面フィルターは厳しいので撤去か・・・。

2.水草は陰性水草、生体は今のまま

やっぱり陰性水草がいいです。地味で。なので、肥料は入れませんし、照明は現在使っているファインスポットを使います。
生体ですが、水槽が1つしかないので、当然、今のままですね。
もしかしたらコリドラス?バイランティ?を2匹ほど買い足すかもしれませんが、これはリセット後の状態で判断します。

3.石を入れて高低差を作る

今までのレイアウトはどちらかというと平たーいものばかりだったので、大きな石を入れてレイアウトに極端な高低差をつけてみようかなと考えています。
現在の水槽で、光量である程度コケが抑制できることも分かったので、石につくコケ嫌いでしたが、入れてみようかなと思い始めました。


構想というほどのものではないな・・・

まぁ、それはさておき

 

課題は上記の様にレイアウトをしてセッティングしたときにpHが弱酸性に保てるかですね。

底床を砂にすることで、ソイルの力を借りられないわけだから・・・・いや、

待てよ・・・

ろ材としてプロジェクトソイルを使ってみるか。

そうだな。そうしよう。

ちゃんと機能するかは分かりませんが、ろ材としてソイルを入れている人もいるみたいなので、Tryしてみましょ。

 

4.ソイルをろ材として利用し、pHの安定化を試みる

これ追加で!
ただ、外部フィルターにソイルを入れると水流ですぐにダメになりそうですね。交換頻度を上げればよい程度のことであればさほど気にしませんが、目詰まりやフィルターを壊すようなことになると困っちゃいます。少し考えないといけないですね。

 

次回のリセットでのキーは、

ソイル以外の底床で、水を濁らせずに、いかに弱酸性でpHを維持するか。

その為にソイルのろ材使用に関するアレコレって事になりそうですね。

どこまでうまくいくのか?はたまた完全な失敗になるのか?大失敗にだけはならないように知恵を絞ってみたいと思っております。

 

読んでいただきありがとうございました!!

濾過について少し考えてみた話


お久しぶりです。

まだまだ暑いですね。


唐突ですが、皆さんは、濾過はどうしてますか?


濾過と一言で言っても水槽の大きさや飼育している魚の種類や量、水草の量、はたまた底床種類などによって種類やサイズも様々で、さらに、ろ材もいろいろなものがあって、結構悩みますよね。

 

自分的にはこれらを悩んで、考えている時が最高潮に楽しいんですけど。

 

前々から自身は濾過能力を最大に発揮させる為には

「可能な限りゆっくりと、濾過槽にまんべんなく水を送る」

ことだと思っています。

ただ、水量のある水槽において、ゆっくりと滴り落ちるような濾過をしていては処理が間に合いませんので、一般的に言われていたり、メーカーさんのノウハウとして公開されているように

最低でも1時間に水槽内容量の水を5回転できる流量を持ち、水草を育てたい場合には、できれば水量比で、ろ材実量が6%以上確保できるフィルターセットを選定する」

というのを参考にしています。

 

これらを踏まえて、ベストだと思うセッティングについて

  1. 外部フィルターのメイン+サブ直列式(30cmキューブ以上の水槽)
  2. 外部フィルターと、底面フィルターの併用(60cm未満の水槽)
    ※:直結ではありません。併用です。せっかくゆっくりと高能力な生物濾過ができる底面フィルターに流量の多い外部フィルターをつなげてしまうと、水の流れが速くなりすぎて、ゆっくりと生物濾過ができず、単に面積が大きく、目詰まりしやすい物理濾過装置と化してしまい、底面フィルターの良いところを活かしきれないと考えるからです。

大型魚を飼育するような水槽や環境に関しては、自身の経験もないですし、全くの勉強不足なので、省きます。

また、生体メインの水槽の場合、溶存酸素量を増やしたいので外部フィルターがベストとは言い切れません(18.9.8追記)

1.のフィルターセットは「CO2マスターアドバンス」で有名なWPWさんもおすすめしているセットです。
これの良さは濾過容量を稼ぎながら、攪拌しない程度に流量が絞れる(濾過容量の大きなフィルターを一基選定すると流量も多く、水槽内を掻き回してしまうリスクがある)事と、フィルター清掃をメインとサブ交互で行うことで、清掃時の水質悪化のリスクを少なくできる事です。
この場合、一般的な水槽容量に適応したフィルターを2台設置すると、水流もろ材実量も前記した目安に見合う事が多いです。(60cm規格水槽ならエーハイム2213を2台など)

2.のフィルターセットもありきたりの組み合わせですが、有効性について、少し突っ込んでみます。
底面フィルターは、エアリフト式が多く、モータ駆動式であっても流量調整可能なものが多いです。そのため、流量が緩やかで(または流量を絞る事で)、底床にゆっくりと水が通り、その濾過面積を最大限に活かした能力の高い生物濾過をさせることができ、それと共に、底床内に水流を作る事で止水域が少なくなり、有害物質が発生しにくくなる効果を得ることができます。

それに加えて、外部フィルターは物理濾過を意識したろ材セットにし、ゴミ取りをメインに考えるが、ろ材に定着したバクテリアにより嫌気にならない程度(水槽内の水を1時間に5回転できる程度)の生物濾過を担わせることで、底面フィルターの流量不足とメンテナンス不備による目詰まりなどで、水槽内が嫌気になるリスクを回避する事ができます。

底面フィルターは、底床に制約があり、定期的なメンテナンスが必要ですが、ほとんどの方が底床やフィルターの種類によらず、プロホースなどで底床掃除をしていると思いますので、それほど苦にする必要はないと思います。
唯一の弱点はコリドラスが好む様な、細かい砂を使えない。という事くらいですかね。

また、底面フィルターは水草に向かないのではないか?と言われます。理由としては、底床に栄養分がとどまらない。とか、根っ子がフィルタに絡みつく。という事だと思いますが、底床肥料を定期的に追肥しないといけない様な水草がどれほどあるの??という話です。また、根の絡みについては、ネットを敷くなど対策もあります。底面フィルターは水草育成には不向きではありますが、だめだというわけではないと思います。YouTubeでも様々な方が底面フィルターで綺麗に水草を育てているのをよく見ますし、上手な方なら水草も上手く育つと思います。
逆に陰性水草中心のレイアウトならどうでしょうか。流木や石に活着させることで掃除の時は、それごと水草を退避させればよいですし、底床にも根を張らない。栄養分も少なくてよいという意味では、底面フィルターは非常に有効な濾過フィルターになります。

 

ただし、水草の絨毯を作るような水草水槽という事であれば、素直に底面フィルター以外を選定した方が良いと思います。

 

では、実際に自身の環境ではどうなのか?

 

自身は陰性水草メインの30cmキューブ水槽に生体22匹(最も大きいものはコリドラス)を飼育している環境で、メイン(エーハイム2211:ろ材実量1l)+サブ(アクアコンパクト2005:ろ材実量1.3l)直列(ろ材実量は計2.3l)の外部フィルターを設置し、モータ駆動式の底面フィルターを併設しています。

ろ材セットは以下の通りで、底床にはソイル(アクアシステム プロジェクトソイル 水草)を敷いています。

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現在、このろ過セットで特に水が濁ったり、生体がおちてしまう事はなく、亜硝酸の検出はありません。あわせて、ガラス面へのコケの付着もほとんどなく、黒髭ゴケが一部の水草に少し付く程度なので、濾過としては十分機能しているのだと思います。

 

ただ、これが濾過の難しいところなのですが、だからといって、本当にそれがこのろ過セットのおかげか?といわれれば「たぶんね。」くらいの返事しかできないのも事実なんです。

いろいろ書きましたが、経験から言うと、濾過って、必要最低限のラインを上回っていれば、それ以上の効果は非常に分かりにくいものなんですよね。

 

そして、不満なこともあります。

それは、硝酸塩濃度が必ずしも低くない事です。

どれくらいかというと25mg/lほどを常に検出する状態。これはコケの発生がほとんどなくなったことにより水換えの頻度が減っていること。生体数に対し、養分を吸収できる水草が少ない事が影響しているのではないかと思っていますが、明確に言い切れるわけではありませんので、経過を観察しながら、硝化に関する試行錯誤をしながら、納得のいく結論が出せればと思っています。今後の課題ですね。

 

毎度毎度それらしいことを書いて、最後に「知らんけど」みたいな結論になってしまい申し訳ない!

 

でも、だからアクアリウムは面白いのだと自身は思っておりますです。はい。

 

読んでいただきありがとうございました!

 

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CO2小型汎用ボンベの配管について紹介する話

フレッシュウォーターアクアリウムを楽しんでいて、水草を育てている人であれば、ほとんどの人が何らかのかたちでCO2を添加していると思います。添加方法は、ミドボンと呼ばれる大型ボンベを使用している方から、ミニボンベ式、タブレット、発酵式など様々です。もちろん、添加していない。という人もいると思いますし、添加しなくても育つ水草は沢山あります。

今回は自身の環境をもとに、小型汎用、もしくは小型専用ボンベ、いわゆるミニボンベにてCO2を添加する場合の設備とその接続方法について紹介します。

 

ミニボンベを使用したCO2添加で最低限必要なもの

まず、ミニボンベでCO2を添加しようと考えた時に必要なものを紹介します。

厳密にはなくても良いものもありますが、それらはその機能を別のもので補填している場合と考えてください。

ミニボン(レギュレータに合ったもの)

・レギュレーター(ボンベの圧力を減圧し安全に使用できるようにするもの)

・ストップバルブ、ボールバルブ(CO2の供給を止めるバルブ。レギュレーターについている場合は不要)

・スピードコントローラー、スピコン(CO2の供給量を微調整するコントローラー、レギュレータについている場合は不要だが、調整がしづらく扱いづらい)

・逆流防止弁、チェックバルブ(水槽内の水が上流に流入するのを防ぐ弁、バブルカウンターについている場合は不要)

・バブルカウンター(CO2の添加量を確認するカウンター、拡散器についている場合は不要)

・拡散器(水に(水槽内に)CO2を添加するもの)

・耐圧チューブ

・シリコンチューブ

意外と忘れがちで大切なものを忘れていました。これです↓

・ボンベスタンド

ボンベは立てて使わないといけません。スタンドの代わりになるものがあれば良いですが、ない場合には必要です。

これだけです。あると便利なものはこの中に含みません。

極稀に減圧機能のついていないレギュレーターがネットオークションなどに出ている場合があるので、注意してください。

スピコンとストップバルブについて:
レギュレーターには開閉バルブが付いていて、スピコンを兼ねているものが多いです。スピコン付きのレギュレーターであればスピコンを別途購入する必要はありませんが、特に水槽と離れた場所にボンベを設置した場合、レギュレーターからバブルカウンターまでの距離が長くなるので、レギュレーターでの添加量調整が非常に難しく、正直イライラします。ですので、スピコンをバブルカウンターの近く(逆流防止弁の直前)に設置する事をお勧めします。また調整のしやすさから、できることなら低速制御用のスピコンを購入することをおすすめします。
ストップバルブについては、CO2の供給を止める際に使用しますが、レギュレータにスピコンしかない場合には、これか、もしくは、別で設置したスピコンでCO2の供給を止めなくてはいけない為、止める度に添加量の再調整が必要になり、実用的ではありませんので、必須としました。

ミニボンベを使用したCO2添加で注意すること

大きくは以下の4つです。

  1. ミニボンベは使い捨て。
    使い捨てです。中身がなくなったら交換しなくてはいけません。ミドボンの様に充填できません。
  2. 使用するボンベによって、レギュレーターが違う。
    レギュレーターは必ず使用するボンベに合ったものを選んでください。
    最も流通している汎用ミニボンベといわれているものは、ネジの部分が「5/8X18UNF」という規格でできています。「汎用ミニボンベ使用可能」と謳っているレギュレーターは、ほとんどがこの規格のものを使用できますし、現在、ほとんどのメーカーのレギュレーターはこの規格に準拠しています。
    注意しなくてはいけないのは、大型ボンベ(ミドボン)用とADAの製品です。
    ミドボン用はミニボンベと規格が違うので、専用のレギュレータの場合はミニボンベに使用できません。メーカによっては両方対応しているものもありますが、注意が必要です。
    実は自分はADAの「CO2システム74-YA/Ver.2」というレギュレーターを使用していますが、こちらには汎用ミニボンベは使用できません。ADAの「トロピカルフォレスト」というミニボンベが必要です。逆にトロピカルフォレストを汎用レギュレーターにも取り付けられません。ポイントはボンベの先端ネジの先にある突起です。これにより、汎用レギュレーターには接続できないようになっています。*1
    また、Do!aquaのCO2スターターキットのレギュレーターも専用で、Do!aquaの「CO2ボトル」といわれるボンベにしか使用できません。

    ↓ 家のボンベとレギュレータです。レギュレータのガス排出口直下にプレッシャーゲージ、その下に電磁弁をつけています。f:id:toronto1030:20170626135222j:image
  3. チューブの径が6mmと3mmのものがある。
    耐圧、シリコンチューブの径が6mm用と3mm用のCO2キットやレギュレーター、拡散器があります。多くの人が汎用性が高く、パーツが豊富な6mmを使用していますが、間違えないようにご自分の使用するものを選んでください。
  4. ワンタッチ継ぎ手の製品にシリコンチューブを接続する場合
    スピコンや、ストップバルブ、逆流防止弁にはワンタッチ継ぎ手と呼ばれるものでホースを接続するものが多くあります(下の写真参照)。

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    これは基本的に耐圧チューブなどの硬いチューブをつなぐものなので、シリコンチューブはそのままでは接続できません。耐圧チューブを使うか、もしくはシリコンチューブに入れて使用する「インサートリング」(下の写真)を使用してください。

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以上が注意する内容です。

ミニボンベを使用したCO2添加方法/配管

ミニボンベを使用する上で最低限必要なものと注意事項は以上になりますが、次はこれらをどう接続して、水槽にCO2を添加するかについて書きますね。

簡単な順番は

 

ミニボンベにレギュレーターをねじ込んで ⇨  ストップバルブ ⇨ スピコン → 逆流防止弁 → バブルカウンター → 拡散器

 

です。基本的に ⇨ は耐圧チューブ、 → はシリコンチューブでつなぎますが、製品によって逆流防止弁の上流をシリコンチューブでつないだり、レギュレーター直下からシリコンチューブが接続可能なものもあります。

上記の場合、スピコンがワンタッチ継ぎ手である事が多いので、逆流防止弁がワンタッチ継ぎ手のものでない場合、シリコンチューブのスピコン側にインサートリングを入れて接続すればよい事になりますね。

 

ミニボンベを使用したCO2添加であると非常に快適で便利なもの

ここからは必ず必要ではありませんが、あると非常に便利なものです。

・電磁弁、オートタイマー
時間が来たらタイマーと連動して、電磁弁を開けて、CO2を添加してくれるモノです。これセットで必要です。タイマーだけあっても、電磁弁だけあっても意味がありません。
毎日ストップバルブでCO2の開け閉めをする必要がなくなります。電磁弁はレギュレーターの直下に接続してください。また、電磁弁があれば、ストップバルブは不要ですが、自身はつけておいた方が良いと考えています。何故かというと、拡散器の清掃時などにいちいち電磁弁を閉じなくてもストップバルブを閉じる事で、供給を止めることができ、便利だからですね。

ただし、長時間のメンテの場合は、レギュレータからCO2の供給を止めた方が安全だと思います。

・プレッシャーゲージ

これは本当になくても良いですが、電磁弁もしくはストップバルブとレギュレーターの間にあると、CO2を閉じた時にボンベ内の圧力が把握できるので、交換時期などの目安にはなると思います。必須ではありませんし、小型ボンベを数本ストックしておけばよい話ですね。

うちでは、通常0.15MPa位なので、分岐して他の水槽にも添加する場合には、圧力不足ですね。

 

以上、初めての方でも、なるべく分かりやすくポイントを書いたつもりです。何かの参考になればよいと思いますが、例のごとく接続や購入は自己責任でお願いしますね。

 

※ 参考までに

家の配管は以下のようになっています。拡散器はフィルターの吸水パイプに直接添加する様にしていますが、これをほかの拡散器にして水槽内に配置すれば機能します。

また、自分の場合、電磁弁、ボールバルブ、スピコン、プレッシャーゲージはアクアリウムメーカーのものではなく、一般工業用の製品(ピスコとかSMC、CKDなどのメーカー)を買って使っています。なぜかというと格段に安いからです。
規格などを間違えなければ、全く同じものもありますよ。

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読んでいただき、ありがとうございました!

 

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*1:実は、ADAの「システム74-YA/Ver.2」に汎用ミニボンベを接続できるようにするアダプタがあります。このアダプタをADAのレギュレーターに取り付けることで汎用ボンベが使えるようになりますが、メーカー保証は当然ありませんし、漏れなどの保証もありません。自己責任です。

CO2に関するちょっとした話

CO2の添加については過去の記事でも何度か触れていますが、陰性水草中心の今の水槽でも添加は継続しています。
本来であれば、それほど二酸化炭素を必要とする水草は無いので添加しなくとも良い環境ではあるのですが、自身は水草の育成というよりpHの維持という目的で添加しているといっても過言ではありません。

 

自身が現在の環境(pH6.2~6.5でブラックウォーターではない環境)を維持する上で重要だと思っているのは、
ソイル、アクアセイフ、CO2です。

これまでの少ない経験から、pHを最も安定させやすいのは間違いなく「ソイル」だと思います。pHをコントロールするソイルはもちろんですが、プラチナソイルなどの吸着系でもpHを維持するという点では非常に効果がありました。陰性水草で定番の「砂」を使わなかった理由は、この効果に期待したからです。

次に、アクアセイフ。基本的には立上初期と新規生体の導入初期1ヶ月を目安に、水換え毎に添加していますが、水道水のpHを見事に下げます。

そして、CO2です。添加している間はpHを弱酸性を維持。そして、添加していない消灯時間においても、KHが高ければpHは上昇しにくくなります。
KHは実質的に炭酸水素イオン(HC03)量の事をいっていて、CO2を添加している水槽がアルカリ寄りならHC03に変化しやすく、逆に酸性寄りならCO2のままでいられます。ほとんどの水草はCO2を最優先で使いますが、足りなくなると「しゃーなしで(仕方なく)」HC03を吸収し始めます。なので、基本的にCO2添加量が少ない水草水槽では、KHは低下する傾向になるんですね。

そしてCO2濃度はpH、KHと密接に関係していて、以下の表の様な関係性があります。これ有名ですね。

添付した表は計算式からExcelで作成した自作の表です。適正値は自己流です。ご注意を!f:id:toronto1030:20170620164905j:image

ですので、CO2を添加することでKHの低下を防ぎ、結果として,pH変動を少なくできるんです。

これが自身がCO2を添加し続ける理由です。

実験できる環境があれば、添加を止めて実証したいのですが、残念ながらうちにはその余力がありません・・・残念。

自身の水槽はpH6.3、KH3程度なので、CO2濃度は55.9mg/lと濃いですけどね・・・、様子を見ながら、対処するかどうかを決めていきたいと思っています。

 

 

あと、うちは小型ボンベを使っていますが、発酵式を使われている方も結構いますね。

発酵式も当初、迷ったのですが、添加量を制御できない事が気になって結局ボンベ式にしました。これから夏になると水温も上がり、酸素量が少なくなります。二酸化炭素も溶けにくくなりますが、酸素の30倍近くは溶けます。さらに発酵式だと気温が上がれば発酵しやすくなる事もあり。それでも、酸欠になる可能性は低いとは思いましたが、リスクではありますし、家をあけることが多いので思い切って投資したわけです。ただ、低コストで手軽に使えるという点では、魅力的な方法ですね。

結果的に小型ボンベでも1本3ヶ月くらいもってますし、初期投資は必要ですが、目立たないですし、後悔はしていません。

ミドボンを買わない理由は、あの存在感が家族に受け入れてもらえるとは思わなかったから。ですね^^;

 

 

読んでいただき、ありがとうございました!