Choco-Goura Keepers

アクアリウムに関するちょっとした話

このブログに記載している内容は、アクアリウムに関する個人的なメモを含みます。あくまでも自身の経験と知識による見解ですので、万が一参考にされる場合は個人の責任の下でお願いします。また、ご意見、ご感想等ございましたら、お気軽にコメントください。

【その1】サテライトを改造し、コンディショニング水槽にするまでの話

ナノストムス・エスペイのトリートメント期間中、開始から数日間検出されるアンモニアの水換えによる排出や、メイン水槽と違うpHに悩まされながら思った事があります。

「わかった上でやっているとはいえ、今のトリートメントの方法で本当に良いのか??」



そもそも小型魚しか飼育する気がない自身が思う理想のトリートメントタンクとは「小型軽量なプラ水槽でベアタンク」です。

小さい水槽は設置場所を選ばす、容量が少ないので当然軽い。これにより、水換えやメンテナンス時の移動が楽になる。
また、ベアタンクにする事で底床分の重量を省けますし、なにより汚れが目立ち、万が一の薬浴時にも対応が容易になる。

しかし、実際に使っていると先に書いた様に、水質が安定しにくいというデメリットに悩まされます。
小型ベアタンクであるが故の水質悪化ですね。

急な立上げを行う為に硝化サイクルが回っていないのが一番の原因だと思うので、こちらは常時稼動をする事で解決したいのですが、メイン水槽の飼育水で水換えを行って維持しても水質が悪化し、ろ過不足になる可能性が高いと思うんですよね。

ろ過不足を補う手段ですが、底床に砂を入れてバクテリアの住処を確保するのが手っ取り早いですが、これではメリットも打ち消してしまいます。
ではろ過装置の強化、増設はどうか。
水槽は狭く、水槽内の設置場所は限定されるので、選択肢は限られます。
外部フィルターはなにより水流が気になります。また、仮に水流の対策をしても、本体が思いのほか場所をとる。そして、意外に簡単に水槽を移動できない。
外掛けフィルターは水槽内に場所をとらず、水槽の外にスペースがあれば設置可能です。
ただ、これは、ろ過装置の問題ではないですが、常時立ち上げて、水質を維持しておく為には、アンモニア源として生体を飼育しておく必要があるのですが、あくまでもトリートメントタンクである為、アンモニア源の生体と新規生体との相性が悪い場合や薬浴をしなくてはいけなくなった場合に、アンモニア源の生体を避難させなくてはいけない。


そこで思いついたのが『スドー サテライト』の活用です。



サテライトを設置することで、得られるであろうメリットを整理してみます。



1.水質維持(硝化と浄化)を目的とした水草、生体が半隔離状態で飼育可能である為、新規にトリートメントする魚との相性を考える必要がない。
2.ろ材を入れて水流を工夫すれば、サブフィルター的な用途に使える
3.ろ過装置同様にピートや牡蠣殻、ソイルなどを投入する事で水質調整も行える

これらに加えて、

4.薬浴が必要な場合は取り外しが容易

机上ではまさに至れり尽くせり。

一番の不安はろ過装置として機能するのか?ですかね。
今回はこれを具現化し、サテライトを改造して、設置するまでを何回かに渡って、記事にしたいと思います。

※:水漏れや破損などが発生する可能性があります。自己責任で実施しています。


構想①
上記のメリットを実現する為に考えた構想案がこれ

吸水された水がろ過槽を通って仕切られた飼育槽に底から流れる事で、ろ過と水質調整の効果が得られる。また、ろ過槽を通った水は底床の大磯砂を通り、底面吹上ろ過の効果を得て飼育槽に入る。
飼育槽にはモスなどの水草をたっぷり入れる事で、浄化作用を促し、生体はアンモニア源としての役割を担う。



今回はここまで。
うまくいくのだろうか?
若干心配ですが、次回からは、いよいよサテライトの改造をしていきます。



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読んでいただき、ありがとうございました!