【実験】バイオカルチャー1000で硝酸塩濃度は下がるのか?
5月にリセットして、現在5ヶ月が経過し、概ね順調な低光量陰性水草ソイル水槽ですが、一つだけ薄っすらと気になることがあるんです。
それは、硝酸塩濃度(NO3)が、水換えをしても『ゼロ』にならない事です。
硝化が行われていれば、硝酸塩は水換えで定期的に排出する。と言うのが一般的な方法だし、硝酸塩濃度がゼロにならないと言っても、50mg/lを超えてしまう様な事はないので、問題はないのですが、常に薄っすら検出されると、なんとなく気になるものです。
これまで、ウォータースプライトやマツモなど養分吸収に優れた成長の早い水草を入れて、少しでも窒素分として吸収しないものかと思っていましたが、そもそも少量ですし、なかなか思う様に行きませんね。流石アクアリウム。
そこで、硝酸塩を脱窒還元する通性嫌気性菌を含んでいるという『バイオカルチャー1000』を試してみようと思いました。
100mlで1,500円位します。高いです。
通性嫌気性菌は簡単に言うと酸素が豊富な環境では酸素を吸収するが、酸素が不足すると硝酸塩を吸収し、窒素に転換するバクテリアですね。
これだけ見ると、嫌気領域がないと効果が得られない面倒な製品だな。と思います。
そもそも、バクテリア剤というものに半信半疑なところもあるし。
それに自分はなるべく水槽内に嫌気領域を作らない様に考えてきたつもりです。
ただ、どんな水槽でも、嫌気な領域はあると思いますし、添加してみて、効果が出なくても、自分が納得できる結果が出せれば良いと思って、少々お高いですが、買ってみました。
添加方法ですが、説明には、効果を早急にあげたい場合、ろ材を浸したり、スポンジに含ませて水槽に設置したり、底床に注入するのが良い。と書いてありましたが、まずはなんも考えないで、規定量(うちの30センチキューブだと2.5ml)をシリンジで計量して、水槽に注ぐだけ。
それをメーカーの推奨通り3日間続けてみて硝酸塩濃度を確認する。
残念なのは、持ち合わせがなく硝酸塩は試薬ではなく試験紙で確認しなくてはいけないので、精度が期待できない事ですが、ワンポイント以上下がるのかを確認したいと思います。
毎度ですが実験結果については、自分の水槽での確認結果ですので、ご承知おき下さいませ。
では、実験結果です。
1日目 2017年10月5日
バイオカルチャーを2.5ml添加
pH:6.3、KH:0、GH:4
NO2:0、NO3:25
2日目 2017年10月6日
バイオカルチャーを2.5ml添加
pH:6.3、KH:0、GH:4
NO2:0、NO3:25
NH3/NH4+:0
一応アンモニア濃度も確認してみたが検出せず
3日目 2017年10月7日
バイオカルチャーを2.5ml添加
pH:6.4、KH:3、GH:4
NO2:0、NO3:25
なんとなく水が少し綺麗になった様な気がする
4日目 2017年10月8日
pH:6.4、KH:0、GH:4
NO2:0、NO3:25
今の所、硝酸塩濃度に変化はない
5日目 2017年10月9日
pH:6.3、KH:3、GH:4
NO2:0、NO3:25
NH3/NH4+:0
結果から言うと試験紙を使った確認では5日間で硝酸塩濃度を示す値は変化しなかった。
ただ、見た目ですが、水の透明度は添加2日目でなんとなく上がった様な気がしましたが、感覚ですし、いつもながら、添加剤の効果なのか否かははっきりわかりません。
たった5日間の経過なので、結論を出すには早すぎると思いますが、少なくとも、なんも考えずに、水槽に規定量を注いでも即効性はない。
という事ですね。緊急時の対応としては、やはり水換えという事になるかと思います。
今後継続的に使用してみて変化があるかどうかを確かめられれば良いなと思いますが、一旦、ご報告。
そして、こういった添加剤。
特にバクテリア剤に関しては、自分は半信半疑ではあるものの嫌いじゃないので、これからもちょくちょく買っちゃうんだろうと思います。
買ったらレビューしていきますね!
読んでいただき、ありがとうございました!