Choco-Goura Keepers

アクアリウムに関するちょっとした話

このブログに記載している内容は、アクアリウムに関する個人的なメモを含みます。あくまでも自身の経験と知識による見解ですので、万が一参考にされる場合は個人の責任の下でお願いします。また、ご意見、ご感想等ございましたら、お気軽にコメントください。

【チョコグラ飼育記録】チョコグラを100日間飼育してみて思った事をダラダラと書いただけの話

初めてチョコレートグラミーを購入したのは2017年2月1日。

これまでの飼育期間はほぼ100日。この間、経験したこと、感じたことを書いてみる。

そして、自身の今後につなげたい。

これまでの飼育記録

プロローグ的な

自身は田舎に住んでいることもあって、生体の購入は、ほぼほぼ通販に頼らざるを得ない状況です。

当然、はじめて購入したチョコグラ2匹も通販でした。

 

十数年ぶりにアクアリウムを再開するにあたって、この間のタイムラグを埋めるべく、ネットでセコセコ情報収集をしていたのですが、そんな時に、チョコレートグラミーなる天使の存在を知ってしまったんです。

そして、この天使を飼うしかない。と決めて、さらに調べてみると、

チョコグラは飼育難易度がお高め
すぐに病気になって、治らない
ブラックウォーターで単独飼育じゃないとダメよ
エトセトラ エトセトラ
 
なんですと・・・。
 
最初、なかなか購入に踏み切れませんでしたよ。
それでも、一度火が点いたら簡単にはあきらめられません。そういうものでしょ?
 
数少ない意見の中には、
混泳可能だし、最近の個体は状態もよいので、環境に順応しやすい。
などの情報もちらほら。
立上げからここまで順調だった水槽の状態も手伝って、ついにポチッと。
 

初めての2匹

2017年2月1日に2匹を購入し、点適法で水合わせにじっくり時間をかけて、本水槽に迎え入れ。このときにはトリートメントはしていませんでした。
投入後、しばらくは体色もあまり良くなく、ヒレも一部が雲ってましたが、飼育開始から20日を過ぎたあたりから体色も良くなり、ヒレもピンと張って、曇りもなくなる。
 
1ヶ月たったところで、チョコグラのエラ上部付近に赤い点々があることに気付き、心配していたが、有識者ツイッターで確認してもらった結果、どうやら幼少期に目立つ感覚器官ではないか?との事で一安心。
 
餌は最初から人工餌しか与えておらず、「ニチドウ メディフィッシュ」をパクパク食べた。その他のフレークや沈降の早い餌も試したが、興味の無いご様子。
餌を食べ終わると、チョコグラがヒレを開いて、水面に口をつけて、『ぷちっ!ぷちっん!』っと音を立てて空気を吐いてるような行動を取ることがあるが、これが何なのかは謎。餌をもっとくれぇー!!って事なのかもしれませんね。
 
この2匹はすこぶる順調で、ヒレの状態も体色も良く、安定していた。
 

追加の3匹

最初の2匹を飼育し始めて、50日ほど経過。この頃から特に餌の時間前後で、2匹間の小競り合いが起こるようになり、上下関係が出来上がる。餌はどちらにも行き渡っているが、見る見る体格に差が出始めた為、かなりのストレスがあるのだとわかる。
 
これを期に過密は承知で、チョコグラ追加を考える様になり、2017年3月26日に3匹を購入。
届いた袋の水は茶色く、おそらくショップではブラックウォーター下での管理だったと思われるが、不覚にもpH測定をせず・・・
到着時の水温は20℃。プリセットヒーターを隔離水槽で使用していた(レッドプリステラ1匹が体調を崩していた)ために、水槽にビーカーを浮かべたまま、ピペットで30分毎に50mlの水の抜き差しをする水合わせを5時間半行い、本水槽に投入。この時点では元気に泳いでいたが、尾ビレが一部切れている個体や、尾ビレを閉じている個体がいて、状態はあまり良くなかった。
 

白点病発症→治療、そして…

新規に3匹を追加した翌日。夕方に仕事から帰ってみると、新たに投入したチョコグラすべてが白点病を発症。
新規投入した個体のみの発症だった為、本来なら、この3匹を隔離して、魚に害の少ないメチレンブルーで、じっくり薬浴するのが良かったのだと思いますが、この時点で我が家のトリートメントタンクには、前々から調子の悪かったレッドプリステラを隔離しており、原因不明という事もあって、これと一緒に隔離、もしくはレッドプリステラを本水槽に戻して、チョコグラを隔離という手段はリスクが大きいと判断し、本水槽での治療を選択しました(数日後にレッドプリステラは亡くなった)。
薬浴は、アグテンパウダー規定量を4回、ほぼ3〜4日に1度のペースで投与。発症から6日目に水槽内全体に白点が蔓延し、白点を発症した3匹の胸ビレも白く濁って来た為、8日目に0.1%以下(24l水槽に20gの塩)の塩水浴を合わせて実施したが、塩水を入れたタイミングから、白点は付いていたが、決して調子が悪くなかったチョコグラ達も一気に調子を崩す。
 
それまで、初期に白点を発症した内の1匹は尾ビレを閉じたままで、状態が良くなかったが、それが、全員、尾ビレを閉じているし、体色にツヤがなく、白っぽい個体もでてきた。ほとんどが底でジッとしている事が多く、うち1匹は目が黒ずんでおり、かなり危険な状態となる。
チョコグラの調子が悪いのと、白点が魚からほぼなくなった為、白点病発症から11日目の投薬を最後に、投薬を中止。水換え中心のメンテナンスに移行。この頃から1匹が尾ビレを開いて、かなり調子を上げて来たが、16日目、17日目に連続で2匹、19日目にもう1匹、計3匹のチョコグラが亡くなってしまった。
 
尾ビレはずっと閉じていたが、白点は無く、内2匹の体色はそれほど悪くなかったし、餌も食べていたので、体力が落ちていたところに、水換えなどのストレスが加わり、pHショックを起こしてしまったのかもしれません。
 

 チョコグラを飼ってみて思ったこ

そして、現在、再追加した2匹のトリートメントが終わって、リセットも完了した水槽で4匹のチョコグラが元気に泳いでくれている訳ですが、寿命は3年程度といわれているチョコグラ。この先飼育を続けてみないとまだまだわからない事は沢山ありますが、最初の飼育開始から100日を経過して思った事、自身が今後の飼育に対して覚えておく、考慮しなくてはいけない事として、まとめておきます。
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とにかく購入時の状態、水合わせ、トリートメントが重要。

繁殖を狙った場合には、かなり酸性寄りの水にしないといけないのかもしれませんが、一部ネットで書かれているように、
ピートを仕込んで水作りを行って、水合わせ。
飼育はブラックウォーター、ベアタンクで単独飼育。
というほどシビアではないのではないかと思います。
鑑賞飼育であれば、ブラックウォーターである必要性も、単独飼育にする必要性も感じません。pH7.0以下であれば、カルキ抜きしただけの水でも順応してくれると思いますし、濾過をきかせて、水換えと底床掃除を怠らなければ、飼育自体は他の生体と変わらないと思います。
 
ただしです!!
 
購入した個体の状態が悪い、また、水合わせに失敗した場合などは、急激に調子を崩して、病気を発症し、回復もしにくいです。
 尾ビレを閉じていたり、体色がずーっと悪いままだったり、前後に小刻みにピクピクと動いていたりした場合は、かなり良くない状態だと思います。
 
新しい個体を迎える時には、たとえ、良い個体を選べたとしても、別水槽を準備して、そこでじっくりと様子を見てから本水槽に投入した方が良いと実感しています。
 

一度体調を崩すとなかなか調子が上がらない。

白点病治療で痛感しましたが、明らかに混泳していた他のテトラやコリドラスに比べて、回復は遅く、調子を崩すのも早いです。混泳していたダイヤモンドネオンテトラは白点に感染していましたが、調子は崩さず回復。コリドラス、レッドプリステラにいたっては白点にさえならなかったのに比べ、先住のチョコグラ2匹は、白点に感染後、後から入れたチョコグラ同様、一気に調子を崩してしまい、5匹中3匹は回復することが出来ませんでした。
初期に良い状態で迎えて、注意深く観察し、調子を崩させないことが非常に重要だと思います。
 

塩水にかなり弱い。(因果関係は明確ではありません)

もともと塩に対する耐性は低いという情報があって、迷ったんですが、治療の為に、消灯時間にかなり濃度を薄くした(0.1%以下)塩水をいれて塩水浴を行った結果、翌朝から明らかにチョコグラのみ調子を崩してしまった。
塩水を入れた翌朝というタイミングだけなので、明確な因果関係はわかりませんが、自身は塩水による影響ではないかと感じましたし、チョコグラを飼育している環境で、二度と塩水浴はしないと決めました。
 

一旦落ち着けば、新しい水も気にしない。

導入がうまく行き、一旦落ち着いてしまえば、カルキを抜いて温度を手の感覚であわせただけの水で1/4程度水換えをしても、まったく気にしない。むしろ注水中の水に近づいてくるし、水換えしたほうが良い気がします。
 

餌の時間の前後には同種同士でかなり小競り合いをする。

これに関しては、自分が思っている以上でした。水草水槽だったので、退避できる場所も豊富にあり、それほどでもないと思っていましたが、
かなりの勢いで追い払いますし、突きます。最初2匹だったチョコグラを過密覚悟で追加購入したのは、この上下関係による片方のストレスを心配した為ですから。
基本的に他の魚にはちょっかいを出しません。ただ、ヤマトヌマエビには、かなりしつこく、ちょっかいを出すことがありましたが、いびり倒すまでではなく、これによるエビの衰弱などはないです。
 

体色の変化、模様について。

まず、体色の変化。
最初はビビリましたが、トリミングや、コケ掃除、底床掃除など、水槽内に手を入れると流石に警戒して体色を薄くしますし、寝る前などは擬態色になります。また、突きあう時などは特に追われるほうの体色は変わります。
状況に応じて体色を変えますが、常に色抜けしたような状態の時は、上記した通り、要注意です。
次に模様や斑点について。
飼育をはじめて、体色も良くなり、人にも慣れた頃に気が付いたんですが、目元、口元に赤い点々があることがあります。どうやらこれは感覚器官の様です。
幼魚には、よくみられるものらしく。ツイッター有識者の方に教えていただきました。はじめは病気だと思って、こちらもかなりビビリました。
 

寝る時は水面付近で寝る。

照明が消える時間になると、水面に浮いてきてヒレを思いっきり広げて、体色を擬態色にして寝ます。
 

言われているほど水流を嫌わない気がする。

その体系や泳ぎ方から、激しい水流はダメだと思います。うちはエーハイム2211をメインに吸水側にサブフィルターをつけて、出水はリリィパイプスピンですので、水流はやさしいほうだと思いますが、それでも水槽内の水草はゆらゆらします。これに夜間エアーレーションをしていますので、水面も多少波打ちます。それでも、水槽の隅や障害物の横で、ちゃんと寝ていますし、照明時間にはリリィパイプ付近で泳いでいることも多いです。要は休める場所が水中と、水面にあればよいということだと思います。
 

スネールを食べる

おそらくですが、チョコグラはスネールを食べますね。遊んでいるだけかもしれないですが、スネールを突いて、口に入れては出してを繰り返していることがありますし、爆発的に増えても良いはずが、うちの水槽では増えるどころか、減少しました。

餌が少なすぎる事もあるのかもしれませんが、多分食べてる気がします。

 

オスとメスの見分け方(と、書いてみたものの)。

これは、自身の飼育している個体からはまったく判別できません。お手上げ、グリコです。

一般的には以下のように言われてますね。

綺麗なのがオス、地味なのがメス。メスは尾ビレと尻ビレが黄色くなってくる

顎が丸いのがオス、真直ぐなのがメス

背びれの尾びれ側が丸いのがオス、トンガって長いのがメス

腹の色が濃くてシマシマなのがオス、薄くて白っぽいのがメス

らしい。

ただ今のところ、自身はまったく判別がつきません・・・・。

 

 

これまでの少ない経験から、自身が思った事をダラダラと書いてみました。

 
読んでいただきありがとうございました!
 

 

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